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占いのコト勉強中 -占い用語集-

占いに興味があって、占いの事をいろいろと勉強中です。占い用語を集めてまとめています。

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XVI  塔  The Tower 

XVI  塔  The Tower は、

タロットの大アルカナに属するカードの1枚である。

フランス語での名称La Maison de Dieuや、

スペイン語でのLa Casa de Diosはいずれも神の家を意味する。

La Maison Dieuは本来La Maison de Feu(火の家=火事の家)の

記載ミスだった可能性が高いです。


ウェイト版


マルセイユ版

カードの意味

正位置

崩壊 災害 悲劇

逆位置

緊迫 突然のアクシデント 誤解

ウェイト版では、悲嘆 災難 不名誉 転落 を意味するとされています。

正位置 逆位置の両方でネガティブな意味合いを持つ、

唯一のカードです。


カード番号は、16



伝統的な解釈ではバベルの塔ではなく神の家と言われています。

神の家とはキリスト教の教会を指した俗称で、病院を示す場合もあります。

天から降りてに激突している物は、

一般的な表現の雷光にありがちなギザギザ状ではなく、

どちらかといえば炎のように丸みを帯びた描かれ方をしています。

これは、雷でも炎でも無く神から放出される聖なる力を表しています。

二人の人物が、自らの作り出した強固な自意識の殻に

閉じこもっていた状態から、何らかの外的要因によって

開放された状態へと移り行く場面を描写した様子と解釈されています。


神から放出される聖なる力を、神の怒りではなく

神の慈悲による救済であると解釈され、人間的な宗教組織、

に囚われる人々を神が解放し、の頂に王冠(絶対とする権力=神)

は存在せず、の外に広がる広大な平野の果て、

更には背景に描かれる球体、即ち世界 地球 宇宙に至る

そのもっと上に存在していることを象徴していると解釈されています。


神の家ではなくバベルの塔の崩壊とみる説では、

もっとわかりやすい解釈がされています。

マルセイユ版のには、炎のような物体が建物の屋根部分を吹き飛ばし、

二人の人物が、一人は逆さまに、もう一人は上半身が

建物から出ている状態で描かれています。


古代メソポタミアにおける塔という建造物は、天と地をつなぎ、

神々が地上に降り立つ道筋を提供する宗教的な目的で扱われていました。

また軍事的な防衛 観察 牢獄 退却に使用する要塞として扱われ、

現在においても政治 経済 教育 文化などの,

様々なプロパガンダは塔を媒体として行われています。


しかし、このに描かれる建造物は

人間と対比してわかるようにとても小さく、およそ天まで達し、

神との交信を図るような存在とは思えません。


また、人物の一人が建物から出てきているように見える事から、

この建物は二人の人物の私有物であり、彼らが作ったものと解釈されます。

彼らは建物に王冠を模した屋根を取り付けていたと見られ、

自分達の作り出したものを絶対無二の存在とし、

他のいかなる存在も認めていなかったことを象徴しています。


では、建物の王冠が取り払われた様子が書き出されています。

王冠を吹き飛ばす奇妙な物体は稲妻とされています。

稲妻は古来より神から放出される聖なる力の象徴として、

しばしば神の怒りなどと表現されています。


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