女帝（じょてい、The Empress）は、
タロットの大アルカナに属するカードの1枚である。
ウェイト版
マルセイユ版
カードの意味
正位置
繁栄 豊穣 母権 愛情 情熱 豊満 包容力 女性的魅力 家庭の形成
逆位置
挫折 軽率 虚栄心 嫉妬 感情的 浪費 情緒不安定 怠惰
ウェイト版では、実り 行動 月日の長さ 未知なるもの を意味するとされる.
カード番号は 3
2番の女教皇が純粋に霊的な女性像（少女）を表すのに対して、
このカードでは｢霊的世界の中の現世的要素｣としての女性像（母親像）を表しています。
マルセイユ版には、王冠を被り玉座に腰掛け、
黄金の錫杖と鷲の紋章が入った盾を手にした構図になっている。
黄金の錫杖には｢地上的な現実｣を表すとされる球体と、霊を表す十字架が取り付けられています。
また玉座自体が女帝から羽が生えているようにも見え、
他版のカードでは翼をもった女神として描かれることもある。
これにより、このカードが霊的要素を強調していると読みとれます。
盾の黄金の鷲は、王家の紋章として広く使われるモチーフであり、王冠ともども権利の象徴ともいえます。
右手が鷲を抱えるように持ち、左下に若草を描くことから生命力や大地女神の象徴とされ、
農作物の収穫や、経済利益と結びつき考える事もできます。
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