タロットカード ライダーウェイト版[
アーサー・エドワード・ウェイト]が,
[
黄金の夜明け団]の解釈に基づいてデザイン。
[
パメラ・コールマン・スミス]によって描れたタロット。
ロンドンの[
ライダー社]から1909年に発売された為、
[ライダー版]と呼称される。
[
ユニバーサル版]も含め、[ウェイト版]と呼称するのが一般的。
当時のイギリスで、アールヌーボー調の絵柄が親しみやすく。
イギリスでタロットと言えば、ウェイト版を指すほどのスタンダードになる。
主な特徴は3点。
小アルカナを含め、全てのカードが絵札で構成されている。
大アルカナの
正義と
力のカード番号(8と11)が入れ替わっている。
大アルカナの
愚者に0の番号が与えられている。
逸話的な特徴魔術結社[黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)]の内部文書や、
[Tの書]等を元に作成されている。
[黄金の夜明け団]が教義の中心に据えていた、
カバラ的見地に基き整理・調整されたため、
大アルカナだけではなく、本来数札である小アルカナまで、
全てのカードが絵札で構成されている。
[黄金の夜明け団]の解釈に基づき
力と
正義の2種が、
従来の並びと入れ替わっている。
当時タロットと同時に著されたマニュアルに、
団内文書やクロウリーの残した
777の書とは違い、
一般的な
逆位置解釈が盛り込まれている。
現在では魔術結社の多くが、逆位置的解釈をしていない事から、
団内の知識の流出を避けたのではないかと思われている。
カードの色彩が、実際のカードとは異なる物も、
多数確認されている。
この理由として、戦中の物資不足等の時代背景が、
大きく影響していると思われる。
現在では、印刷技術の向上等から、本来のオリジナルを模した、
復刻版が発売されている。
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