当たるも八卦当たらぬも八卦[当たるも八卦当たらぬも八卦]とは、
日本の占い全般で、楽観かつ客観的に、
表現する歳の常套句であり
ことわざ。
意味合い
占いは当たることもあれば、当たらないこともあるといった例え。
占いが当たらなかったとしても、深く考え込んではいけないといった教え。この[
八卦]とは、中国の
陰陽思想に基づく言葉。
万物の大元
太極、この太極は
両儀(陰・陽)が生じ、
両儀はそれぞれに、また両儀を生みます。
これらは[
太陰・少陰・少陽・太陽]に分類され、
これを[
四象]と言います。
四象は更に両儀を生み、八卦になる。
この八卦は[
乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤]に分類されます。
通常占いでは八卦に八卦を掛けた状態で使用し、
計
六十四卦となります。
当たるも八卦当たらぬも八卦といった語句を、
時折賭け事で用いる事を見受けるが、
この語句は占いでのみ使われる物であり、
他の事で使うのは間違いである。
作家の中里介山氏(1885年4月4日-1944年4月28日)が、
文節に使うほど、古くから使われる語句ではあるが、
[そもそも愚老の易断は、
下世話に申す当るも
八卦当らぬも八卦の看板通り、
世間の八卦見のように
きっと当ると保証も致さぬ代り、
きっと外れると請合いも致さぬ。]
大菩薩峠 甲源一刀流の巻より抜粋
初出は年代共に不明である。
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