タロットカード マルセイユ版16世紀頃から18世紀頃のヨーロッパにて、大量生産されていたタロットカードの総称。
[マルセイユ版]や[マルセイユ系]と略される事が多い。
別称で[グリモー版]タロットと、呼称される事が多い。
タロットカードの歴史が15世紀頃から始まる為、最も歴史の古いタロットカードの一つ。
本来はプレイングカードとして、カードゲーム等に使われていたが、
15世紀のイタリアからヨーロッパへ渡る中で、
占いに用いられる様になった説が一般的。
最古のタロットとも言われる物は、1557年の[ケイトリン・ジョフロイ]作と言われるが、
今日のタロットカードとの共通項は少なく、共通項の多い[マルセイユ判タロット]が、
現在使われるタロットカードの祖とも言える。
[マルセイユ版タロット]に相対するタロットカードとして、
[ウェイト版タロット]が在るが、歴史概要は1910年頃からであり、
[ウェイト版]もまた、[マルセイユ版]の影響を受けているとも言える。
代表的な[マルセイユ版タロット]は5種有り、
Ancien Tarot de Marseille [フランス]
Universal Tarot of Marseille [イタリア]
Tarot Classic [スイス]
Tarot Vieville [フランス]
Ancient Tarots of Marseilles [フランス]と、なっている。
最古参は1650年頃のTarot Vievilleだが、
Ancient Tarots of Marseillesは、木製版タロットの復刻版であり、
それぞれの時代にバリエーションがあり、
ヨーロッパ諸国で愛されていた占い方法である事が伺える事例である。
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